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メッセージ「先の震災の教訓を活かし、未来に残る環境整備を」

阪神・淡路大震災が起きた翌年の1996年、神戸の市民運動グループから、

・震災の21年前には、都市直下型地震の発生と、断層付近で壊滅的な被害が生じる警告が出されていたこと

・阪神淡路大震災時の神戸市の地域防災計画の想定が直下型にたいして十分でなかったこと

・その背景に、巨大開発を優先させ、防災コストを切り詰める体質があったこと

と、天災に重なった人災の原因となった市政の体質が問題提起されました。

茅ヶ崎市や神奈川県は、これらの貴重な教訓を活かさず、なぜ繰り返そうとするのでしょうか? 真摯に県民・市民の命を守ることを考えていれば出来ない筈です。

茅ヶ崎市の第3次総合計画素案は26年度予算とほぼ同額で、以下の内訳となっています。

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・地域つくり(いわゆる箱物建設)        746億6千万円

・安全安らぎ(いわゆる防災・環境)        77億3千万円

・その他3項目(教育・建設・企画など)の平均  180億円

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まさに開発を優先させ、防災コストを切り詰める体質といえるでしょう。

茅ヶ崎ゴルフ場は、周囲を緑で囲まれた広大な緑の砦であり、火災延焼の熱から逃れられる防災・減災の最大機能を持つ広域避難場所です

起こり得る被害が明確であり、対応できる場所が限られているならば、私達の税金は、未来に残る防災・減災環境の整備を最優先事項として使うべきではないでしょうか?

神奈川県・茅ヶ崎市・茅ヶ崎協同(株)は、未来に残すための存続と保護に動くべきではないでしょうか?

私達が望むことは日本、いえ世界中で起きていることだと考えられます。

経済最優先で膨らみ続ける風船がどこかではじけてしまう前に、身の丈に合った安心・安全に暮らせる生活環境の充実に方針を変えるべきと考えます。

積み重ねを捨てて新しいものをつくるのではなく、今あるものを最大限に活かす知恵と謙虚さの中に幸せがあると信じおります。

広域避難場所を守る会                                                山田秀砂

参考)

市民が作る神戸市白書委員会編『神戸黒書-阪神大震災と神戸市政』労働旬報社、1996

外岡秀俊『地震と社会<上>「阪神大震災記」』みすず書房、1997

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